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透明な音のない場所
暗闇を探らない眼と
両の手で耳を塞いでる
呼吸だけ繰り返す胸
遠くまで錆びついた憧れは
鍵すらもなくした無意味な箱
そこにあるだけで満ち足りているの
連れていかないで
空へ向かう無数の泡 雪のように群れて昇る
辿り着く前に消えてしまうこと知ってるくせに往くの?...一筋の光
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そっと、ずっと、ひとり
きっと、ずっと、このまま
空見上げて時が過ぎてくだけの日々と
かみさまにもらった孤独だけ持って
何もない場所でさよならするはずの
どこまでも青くきえてゆける最果てに
この胸いつか
それだけ満たした
その温度を失ってから気付くぼくは
これ以上さみしくなりたくはなかった...Sobae