天体観測
(詞曲編: murasaky)
小さな惑星の軌道上に
静かに息を重ねてそっと目を閉じる
君は遥か彼方に消えた星座
漂う塵も光に変えては踊り出す
夜空彩る流星群も花火もない
今夜君を捕まえるから
宇宙一好きなものが地球の外にある
なんて 素敵な話でしょう?
飛び立つロケットも燃料もない
何光年という僕らの距離が今
数センチほどまで縮まって
手が届きそうで 触れられそうな気がしたんだ
この心地よい沈黙 真空 ひとりきり
今夜誰にも邪魔はさせない
宇宙一好きなものが地球の外にある
という それだけの話でしょう?
大気とこの望遠鏡の
レンズだけが僕らを隔てる
夜空彩る君だけがここにいない世界
さあ君を捕まえるから
宇宙一好きなものが地球の外にある
なんて 素敵な話でしょう?