【初音ミク】Il neige.【オリジナル】
『Il neige.』
誕生を祝う日に死を奏でる
街の音は遠く静寂に時は止まる
贈り物は赤い終わりの形で
雪を浴び血で染まって
なんて美しいのだろう?
もし「いかないで?」と言えたのなら
今も笑ってる?傍にいたの?
嗚呼、抱き寄せて
キスをする時はもう時間切れ
1mmも触れずに
只「愛してる」と
告げる事さえ叶わないままで
いつだって「サヨナラ」は語ってたの?
いつもこれがお終いだと背を向けていたの?
終焉を知らぬまま終わったとしたなら
最後の時は「また明日。」を信じていた?
「・・・。」
沈黙している
噤んだまま二度と語らない
どんな音も
(Il neige.)
雪が降る。
凛とナる.
舞い落ちる音がする
赤い色薄めて消える
刻々と
嗚呼、伸ばした手
虚しく宙を舞って掴めない
触れる事を恐れ
こんなにも求めていたのに何故?
求めるほど・・・嗚呼!
こんな終わりだと知っていたなら
気持ち記して嫌われた方が良かった
いつまでも傍にいたい願いは叶わない