タグ「戦闘」のついた投稿作品一覧(33)
-
明日が見えない 暗闇の中で
ただこの身体が朽ちて死ぬのだけを待っていた
理不尽な潮流に心は食い潰され
時代錯誤(アナクロ)な象りは 鋼鉄の 魂の棺へと変わる
愛されたかった 必要とされたい
それ以外に生きる意味や理由など持たない
狂疾愛(マニア)に成された愛玩、さもなくば奴隷
ひとたびそれを失えば ...レジスタント・エンジン
-
「さあ目覚め動き出せ」と 呼びかける声がする
私の中の内燃機関が 音もなく激しく燃えている
迷い眠る時は過ぎた 衝動は満タンだ
情熱が錆び付くその前に 行かなくちゃ 境界を超えて
今溢れ出る感情に心委ねて
私の中の自分に耳を澄まして
刻さえも切り裂いて 紅く刹那を止めて
燃え尽きる彗星のように一瞬だ...走れ
-
オレンジに燃えて染まる空から 星がひとつ落ちるのを見た
さっきまで群れていた白い雲は晴れて 雷鳴と共に黒い夜が来る
待ち望んでた時代の黄金(きん)色も やがては黄昏に成り代わる
錆びついた風見鶏と 人の声と 信号灯が告げたんだ“終わり”をさ
「栄光の時は過ぎたのさ 君の未来はもう来ない」
永遠に更新...落日蒸機帝国とイカロスの羽根
-
折り重なる市街 折り重なる死骸
何をこんな馬鹿なことを繰り返しているのか
暇つぶしの思想を 色づける二枚舌
安売りの正義おまけに着飾って 自分以外の駒(だれか)から殺してく
人類は利口だ 無駄な物も作れる
意味も宗教も国境も階級も武器も
人類は馬鹿だ 同じ生き物を殺す
くだらん差異でつまらん区別を付...紅涙の弾丸でこの曇天と暗雲を打ち抜け
-
この世に神はいるのですか?
ならば何故暴挙を許すのですか?
神の名の下ならすべて許されますか?
人が“神”を名乗っても良いのですか?
世紀末、人は惑い 飽きもせず繰り返す“理想”の輪廻
崩壊=法改の影、祈る声も助け求める手も
意味もなく絶えて――――
世界とは救いのない物語だ
どれほどのものが叶った...Generation×Revolution~やがては生まれ来る次の時代の者のために~
-
十二時ちょうど 時報とコンクリ噛んで走り出す二輪の猛獣
真夜中の音、それはこよなく安眠掻き消す素敵な合図
手に手に、楽器(ぶき)を携えて 野ネコは闇から闇へ暗躍だ
馬鹿になりたきゃ、来るがいいさ 右手の爪はピカピカだ
回せ本能と無謀のイグニション・キー
こぎれいで賢いふりした常識人がドッキリするほど...千刃ロック -with the scarlet kit-
-
振ったサイコロが転げていくように
ドミノ倒しのドミノが倒れてゆくように
世界はひとつ何かをするたびに
思わぬところまで何かを変えてしまう
弾いたビー玉がぶつかって散るように
滝の水が下へ流れ落ちてくように
私がしたことも、全部 世界の
思わぬ誰かまで変えてしまうかしら
オルヴィスの始まりと終わりはど...Stormy Butterfly
-
傷ついた日の夢の欠片が 残してくれた一片の羽根
もう迷わないよ、どこまでも続く蒼穹(そら)の下
降り注ぐ春の日に抱かれ 花と虫の歌を二人聞いた
こんな穏やかな日々が いつまでも続くと信じてた
僕にそっくりな影に 告げられた真実は 無情
枯れ果てていく、仮初ごと 希望も
不意に雷(いかずち)が閃き 鳥...faithful garden -大神の居た庭-
-
黎明を告げる鐘が鳴り早数年
時計台は休む間もなく時を刻み続けてる
辿り着いたここは華々しい未来
ふわり舞う 花びら ビラ どうやら新都市完成のセレモニーらしい
“文明の進化が本能さえ超えた”
電気仕掛けのハコ手にして道行く人はつぶやく
その昔誰かが予想した理想郷
歩きだす 人びと ヒト スクランブル...Hello, perfect world.
-
繁栄 栄光 幸福社会
未来 礼賛 燦然たる星々
降って湧いたように テーゼは華々しく響く
「はじめましてここが 未来世紀のエデンです」
利他や仁という こんな信条は
“時代遅れ”と笑われる模様
胸の底に閉じ込め 自動人形(オートマタ)になりきれ
“それが幸せだ”と納得したはずだった
皮ひもの口輪で箝...Running Lighter
-
尖塔(カセドラル)は傾いで 戦闘(バトル)も大詰めで
「いよいよ最終局面(ハルマゲドン)ですね」って、他人事のように笑った カササギ
礼讃は鳴りやまない 惨劇ももう感じない
“それでも諦めちゃ駄目なんだ”って、痛む心臓が言う
極夜の落ちる空に燃える燃える街の火
最高の理想へと加速する “完璧な世界”...キボウノウタ -Goodbye, "perfect world".-
-
皇紀一〇〇年 御代三〇〇代
無二の時をや 何にかはせむ
そも 乱世なれば 我凶獣になりて
仇名す敵をば 切り伏せに候
“日輪を食む妖魔” 人はこの姿を恐れた
閉じ込めた被虐の底 刃を手にし明日を駆ける
私の手には 全てを引き裂く力がある
私の心は “悪”を刎ねつけるために打つ
皇国守護紅猫二式(エン...皇国守護紅猫二式
-
繰り返しのコマに囚われて 鬱屈沈滞した感情
画面の中でも外でも ヒトは幸福を食い合ってる
新しい朝が来てようが 希望も変化もあるわけなく
己の罪をなすりあい 被害者面自惚れる時代
踏みにじられた草の芽は 叫ぶ声も 歩く力も持たない
抜け出すんだ この世界から さあこの雨に吠えてみせろ
情熱のままに唸...紅 -Kurenai-
-
汚れていくのなら
この手を離すんじゃなかった
墜ちた空 鳴り響いた銃声
星影の切れ端が闇に泣いている
消えた君の影を
鉛色の目が探っている
閉じるセカイ 可聴域を超えて
降り注ぐ雪は 穢れ無い 白
他愛のない話をしよう
色のない今日も幸せに過ごせるような...snowflake obsidian
-
虚ろな瞳が切り取った世界は
意味を失った灰色の情景
時さえも動きを止めて
冷たい月の光がナイフのように 歪んだ廃墟に突き刺さる
果てしない空白 君はどこにいるの?
何処から狂い始めたのだろう
順調に廻ってたこの世界の歯車は
辿り着いたはずの 追い求めてた世界は
自分を疑いたくなるほど 何もなくて
握...Lost Scenery
-
青い空を鳥が飛ぶ 乾いた音がして鳥が落ちる
一枚残された羽根はどこへ還る
暗い溝(どぶ)に花が咲く 何にも知られずに花が散る
名もないこの花が咲いた意味は いったい何だったというのだろう
針先にも満たない水 その上で僕らは繋いでいる
流星にも満たないほどの、淡く悲しい光を
赤い火が燃えている 太陽と...幻惑星ライフゲーム
-
闇夜を裂いた 紅き辻風
終幕の刻告げるベルを鳴らす
悠久を語った歌劇は終わり
うたかたの命は鮮やかに燃えてゆく
度重なる悲劇と破綻を含んだカデンツァ
愛は幻想と 消えゆく世界
まるで報われぬ恋物語(ロマンス)のようで
一つまた一つ石化するペルソナ
気付けばただ一人で終焉を歌うのだ
矢来の盾のシャンデ...終焉のカンタータ ~孤独な人~
-
日の出と同時にカーテンを閉めて
ヘッドホン装着、ロック完了。
あと30分もすれば、今日もまた始まる
汚い人間による言葉の拷問が痛いイタいワロス氏ねキモブスキチBBAざまぁwwww
夜ごとに飛び交う悪口の弾丸
ノイズが噛みあう奇妙なシンフォニー。
音痴な九官鳥のワーグナーのリズムを
今すぐに叩き切って...ウソツキ日本橋ヒーロー
-
永劫 暗黒 意識の迷宮を
“イノチ”という虚構に縛られたまま刻(とき)を行く
手探りで進んだ 既成の未来を
至高の自由意思と呼べるのかい?
昨日また蒼穹へと羽ばたく鳥の夢を見た
一条の銀糸でもいい 救済を待ってる
ああまた駄目だよリセット、やり直し 誰かに命じられ また目覚めるの
連れ出してほしい ...リバースデイズ・プロトコール
-
時々ふと思い出す色鮮やかな光景があるんだ
眠る前に見るようなそんな覚えてもいない日々のこと
もう何度目だろう、過去を辿れるクルーももうない
夏色のデジャヴ 夢の陽炎を今は一人、追いかけている
悩んでみたり転んだり王道なんてどこにもないさ
天上へ続く螺旋階段は悪意のトラップだらけ
道を踏み外し 誰かを...Re: incarnation
-
皇土(おうど)を蝕みゆく暗雲 雪の色
埋(うず)められた太陽が闇に泣いている
凍風(いてかぜ)に攫われた幼い肖像は
足跡を見失って震えていた
時計塔の針は一時を指して止まる
錆びついたままの振り子が胸に痛い
棘草(いらくさ)に覆われた 悲しきフェリスホイール
それでもまた繰り返したよ、愚かな人類は
...緑陽の町のドブルイニャ -Twilight eyes-
-
赤い小石一つ 帝都の広場に落ちた
ひび割れたように鐘が鳴った
鉄の鳥が消えて凪いだ冬空に
翻る旗は花の色
東の野にかぎろい立つ 新世紀のまだ暗い夜明け
恥ずかしながら帰ってきましたと 君は僕に笑う
極夜の裂け目に戻る日輪(アリオール)
生きるために忘れた 数々のモノゴト
思い出して、今 再び明日へ向...Anastasiya
-
13番地の英雄の 腕の下で待っているよ
そう約束して幾らも経つけど 今日も誰も来ない
繰り返す諸行 人の世の無常 黄昏と暁に鳴り響く半鐘
刹那に瞬いた明星を仰ぎ今遠くで已んだ鉄(くろがね)の無双
言論の自由なき世 生存権無保証
うばたまの牢獄壊してやろうと
勝手に叫んだ公約(テーゼ) 今本懐は遂げら...最後ノ十二月党員ノ追想ト抵抗
-
“星の死ぬ逢魔が乱世 赤月(あかつき)は銀に染まる”
“三つ土は刃(やいば)に鋤かれて富みて 最後に荒野に立つのは誰ぞ”
天気は是々(ぜぜ)晴朗なり
決裂 もはや時間稼ぎの不可侵条約はいらない
桜の聖十字(ロザリオ)と 薔薇の三色旗(トリコロール)揺れる
金鵄を乗せた神風が囁く「売国奴はどっちだ」
...水晶月夜 -Shattered Fullmoon-
-
砲火の鳴り止まぬ戦闘 砕け割れゆく大地
星の降る夜に染められた聖堂で 僕は光と出会った
落陽の白夜に浮かぶ たまねぎ頭の遠いシルエット
空には鉄の鳥の舞う逢魔が時
茨の古塔にいるのは誰?
真昼にしか魔法の使えないヴァシリーサ
玻璃(ガラス)の麗しき白鳥の羽は
いつしか時代を焼いた灰に塗れ消えて
そ...アストラル・カセドラル
-
“Славься, Отечество наше свободное,”(栄えあれ 我らが自由な祖国)
“Славься, страна! Мы гордимся тобой!”(栄えあれ 我らそなたを誇る)
狂乱より離れ千里
遠吠えも乱鴉(らんあ)の声ももう聞こえない
国家危急の折、皆々集いて往か...トリコロール・トライアンフ
-
爛(ただ)れた桀紂(けつちゅう)が跋扈(ばっこ)する末法
恵みの天地(あめつち)は飢凍(きとう)に閉ざされ
春を待ち詫ぶ諸国民
その上に降る氷雨(ひさめ)の針
くびきの若枝、萌ゆときは今
専守防衛 その真意は如何ぞ
臥薪嘗胆、耐え難きを
耐え忍び義和団は一騎当千
憂国の使徒今勇士となりて
汚れた祖国...繚乱桜花狂想曲
-
静かな闇の中 幽(かす)かに響く音
誰かが呼んでいる 途切れかけの声で
世界は歪んでる 歯車 終末時計
穴のあいた傘は 終焉(おわり)のエクリチュール
“皆様残念です 世界はもうここまで”
“あなた方の明日は もはや二度と来ない”
理不尽なフェルマータ 呆然と置き去られ
僕等はただ白紙のページ前に惑...Messiah the one before the last
-
すきっ腹抱えて 谷間に広野に作付けても
明日には蝗(いなご)に喰われる運命さ
乾いた大地は蟷螂(とうろう)の鎌には堅すぎて
粉箱引っ掻いたってパンなんかできやしない!
間抜けな熊さんずるがしこい狐
理想の国もまるでソドムだね
極光(アヴローラ)が燃えている、呼ばれてる 戦いへ
同志、いざ行かん 最後...激震のラクリマ -血塗られる聖杯-
-
センセーショナルに朝刊に踊る大衆雑誌の中刷り広告
汚い字面だなあ 眉唾の幻想(ファンタジー)ばかり
惚れた腫れたと嘘か真 化粧でごまかした女の裸
こんなものを嗜むことが大人の紳士淑女にはウケるらしい
絶え間なく箱から流れる流行りのアイドルチューン
やんなっちゃうなあ いい加減にしてほしい
愛なんて欠...Hello, world.
1
- 2