投稿作品13作品
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芽を出した 私の夢は か弱くて
否定の毒が 自由を奪う
増えていく愛と反比例の憎しみに
震えている ひとひらの青葉
絶え間無く 誰かの夢を 喰らって
腹を満たして 生きている日々
増えていく量産された亡者達に
怯えている ひとひらの青葉
引っこ抜かないで まだ手折らないで
触れた指を 葉の先が裂いた...あおば
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春風舞った 夕焼けのグラウンド
教室の窓辺から 目を奪われる
ボール追いかけて 流れる雑踏で
ひときわ輝く 彼の瞳に
積極性なんて欠片も無いし
名前も知らない恋 …どうしよう?
教室でトワイライト ぐるぐる廻る
叶えたいのに 内気な心が邪魔する
今日も私は 変われないまま
白と黒の鍵盤で 想いを奏で...桜トワイライト
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列を成した 子どもたちの吐息
汽笛のように 寒空へ昇った
走り寄った そのマフラーの端
手を振るように ひらひらと揺れてた
いつもより 寝過ごしがちな お日様が
寒さに微睡む(まどろむ) 僕らを
優しく 揺り起こす時間が ほら来(きた)る
僕らの温もりを 灯(とも)そう
凍えた心に眠り 涙する者たち...Beautiful cold winter
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枯れた大地に 取り残された
生ける屍は 蠢いて
済んだ瞳に 映し込まれた
生ける灯火が 途絶えし日々
"嗚呼 ヒトの心とは 斯(か)くも愚かかな…"
耳元で囁いたのは 神か悪魔か
剣を取れ その望みのために
立ち阻む者 全て切り捨てろ
容赦無き一撃を この手で
懺悔はいつかの 終焉にて...終焉にて
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ハイハイそろそろ優等生のリボン解いて
交錯する魅惑模様(チェック)のスカート揺らす
ずる賢いの分かってるよでも…いいでしょ?
Three, two, one でキミの理性が bang
魅せ方覚えた小悪魔の smile
この手に転がり落ちるキミの reason
Feelin, feelin…more....Bullets to Bloom
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僕は この空が嫌いだ
突き抜ける 蒼いセカイが
太陽の輝き なんか
僕には 眩しく 映るんだ
そんな目で 僕を見ないで
一方的な『好意』と『自信』
遮るものがない 熱に当てられて
クラっと来てしまうよ
『諦めてよ、なんで僕なの?』って
言葉すら 届かない君は...空とレンアイ不適合者
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純白のドレスで僕を見つめる君の姿も
いつか記憶から消えてしまうのだろうか
そんなことが不意に思い浮かんで
見上げた雲はいつも滲んでいた
空の向こうに居るかもしれない君に
『男の癖に泣き虫ね』って言われた気がして
『 勝手に置いていった癖に 』って睨んだ後で呟く
「なんて言葉しか出てこなくて……。」
...またいつか。
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今日も この世界の どこかで
悲しみの夜に 溺れる君へ
君の 心の叫びは いつも
この夜空まで 響いているよ
どうしようもなくて
どうにもならなくて
発狂しそうな今を 君は 生きている
どうにか変えたくて
手を出してみるけど
自分の非力さに 君は 嘆く...LuLLaBy
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重い息を 風船に吹き込む
吐き出せず 心底にとどまった
何度も何度も 繰り返したら
まるでボールプール 足元が埋もれてく
気を抜いたら 踏んでしまうよ
割れる前にこの声を聴いてよ
暗くて冷たい 曇天の下
赤い風船が 転がってる
君への想いを 塞ぎ込んだ
私は タダの臆病者さ...BALLOON Sea
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横切ってく雑踏たちに 涙見られまいと
雪が濡らすこの空を ずっと睨み続けてる
艶やかな栗色の髪 春風になびかせ
僕の数歩前を 嬉しそうに歩く君
名前を呼ばれ 振り返った君がくれた
花が咲いたような 笑顔が大好きだった
今更遅いなんて分かってるから
もう君を苦しめないって決めた
毎日一緒に並んだ この...冬の駅、ホームにて。
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望まれたモノに 応えようとして
痛いの我慢して創り出す笑顔
いつの間にか そこに 人格が宿って
大人びた僕の出来上がり
もっともっと 欲してよ
もっともっと 遊んでよ
ありのままの僕は捨ててくるから
さぁ 手を叩いて踊ろう 君が望む通り
喜んでくれるなら もうそれでいいや
アタマの中全部 僕で埋めて...Revenge
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僕が思い描く 道標は
鬱蒼と茂る 暗闇の向こう
飛び込む覚悟は 子どもの頃の
夢の中に 置いてきたまま
『どうせ…』なんて言葉ばかり
聞かされてた
『僕は…』っていう言葉さえも
言えなかった
そんな僕は今日でお終いさ
心のままに 走っていこう...心のままに
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キミなりの愛なんだ、って言い聞かせる
窮屈なキミの『理想』の中で
手足がもげそうでも身体が軋んでも
キミの『愛』を信じ続けていた
でもね もう そろそろ我慢の限界なの
勇気出して声にするくらい いいでしょ?
おかしいな キミへの愛を歌ってるはずなのに
私から放たれたのはまるで刃物のよう
臆病なキミの...臆病ごっこ