タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(8)
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教室に入ると、すでにLHRが始まっていた。
入学してからまだ3日しかたっていないので新入生クラスには決めなければいけない事が山ほどあるからだ。
「初音、鏡音。今回のところは見逃すから、早く座りなさい」
「は~い☆」
「はい」
返事を返し、私は自分の席についた。
ミクも近くの席の人と言葉をかわし、席に...孤独な少女は夢を見るか? 第三話 「空き教室の誰か」
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「はい?」
こう答えるしかない。
探偵部?そんな部活あること自体知らなかった。
というか、部活紹介でなかったような・・・
「いいからいいから~」
「え!?ちょっと・・・!」
彼女は私の手を掴み、走り出した。
私と彼女の髪が勢いよくなびいた。
~孤独な少女は夢を見る...孤独な少女は夢を見るか? 第二話 「八方美人(?)」
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この県立明律高校に入学して二日目。
私、鏡音リンは中庭の一角で読書にふけっていた。
読んでいるのは桜庭一樹氏のGOSICKという本だ。
私は小学生のころからサスペンス系統の小説が好きだった。
周りのみんなが魔法だとかファンタジーとか言って興奮しているとき、私は密室トリックや人間のエゴに目を輝かせてい...孤独な少女は夢を見るか? 第一話 「すべての始まり」
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「知ってる?鏡音さんの事なんだけどさ~・・・」
私の席の後ろから話し声が聞えてくる。
もうなんと思われてもいい。どうでもいいんだ。
私はノートに視線を落とす。
Equation+** 自己解釈 第一話
授業が終わると、皆は数人でグループを形成する。
私はどの輪にも入ら...Equation+** 自己解釈 第一話
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次の日の放課後。
今日は臨時の職員会議がひらかれ、部活はなしになった。クラスの情報屋の亜北さんの話によると、昨日ニュースでやってた「簿価炉山ばらばら殺人事件」が原因らしい。
「え~怖くね?」
「やだ~心配~」
「俺らで犯人捕まえようぜwww」
といったたわいもない会話が今クラスでもかわされている。
...閉ざされた記憶 第4話(少し血表現あり)
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私は、急いで台所に向かい、大きなタオルを持ってきて、半ば投げるようにしてタオルを写真立てに被せた。
「な、なんなの、これ・・・?」
流石の私も動揺を隠せなかった。
今日はおかしい。何かがおかしい。
私の言葉を一言一句漏らさず無視したママ。
カバンに入っていた包丁。
そして、この血のついた写真立て。
...閉ざされた記憶 第3話(少し血表現あり)
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放課後。
「リンちゃん~部活いこっ★」
ミクちゃんだ。
「う・・・うん」
あのカバンに入っていた包丁のせいで授業なんか覚えてなかった。
ノートももちろんとっていない。
私とミクちゃんは、階段をあがり、部室へ急いだ。
部室に着いた。
「軽音楽部」と書かれたプレートの下がったドアを開け、部室に入る。
と...閉ざされた記憶 第2話(少し血表現あり)
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ピピピピピ~~~!!
甲高い目覚ましの音。私は目を覚ます。制服に着替えて、階下へ降りていく。
既にママとパパが起きていて朝食を作っていた。
「おはよ~」
私は言った。確かに言ったのに、ママたちからの返事はなかった。
(え?なんで?)アタマの中を?が駆け巡る。念のためもう一度口にしてみた。しかし結果は...閉ざされた記憶 第1話(少し血表現あり)