そよぐ風 吹き抜ける
見慣れた交差点
ひときわの きらめきで
あなたを見つけても

なにげない 会話さえ
少しだけ冒険で
から回る 歯車に
焦り続けてる。

誰も 見たことのない
本当の笑顔 向ける人は誰?
浮かぶ ひとりごとを
空に向かって 言葉にできずに。

白く高く自由な 雲に
知らず知らず 惹かれてた。
クチ半開きで 青空を見上げてた。

どんなに 手を伸ばしたって
届くはずも ないのにね。
バカみたいに もがいてた。

今よりも 誰よりも
近くに居たいけど
隣り合う その場所は
秋が来ないままで

すこしだけ 一歩だけ
踏み出そうとしても
足つかむ 黒い影を
はがせないまま。

多分 悪気のない
その仕草には 秘めた破壊力
深く 眠っていた
心の扉 脆く崩されて。

雲ひとつない 昼下がりに
今は もう慣れたけれど
ときどき思い出して 空見上げてる。

形のない パズルのように
あてもなく さまよってる。
鳥みたいには 羽ばたけない。

ずっと 夢に見てた
あの景色は もう描けないけれど
そっと 失くさないように
忘れないように 胸に刻んでる。

誰もいない 世界の果てで
あなたの名前 叫ぶけど
吹き抜ける風に 吸い込まれ 消えていく。

出口のない 迷路の中
今日も さまよいゆくけど
あの空は もう見えなくて。

白く高く自由な 雲に
知らず知らず 惹かれてた。
クチ半開きで 青空を見上げてた。

どんなに 手を伸ばしたって
届くはずも ないのにね。
バカみたいに もがいてた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Ciel Bleu et Nuages Blanc

閲覧数:274

投稿日:2008/03/11 02:31:24

文字数:656文字

カテゴリ:その他

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