1)
夏空に蝉の音(こえ)
頬伝う汗拭いながら
きみと居たあの場所と
あの頃思い出して
お互いに息をきらし
駆け上(のぼ)ったあの道
かわるがわる掛け合う
声に導かれて
弧を描くロケットに
白い歯で笑い交わしながら
いつまでも肩寄せ合い
ふざけあった夏休み
ペタルをこぎながら
きみのことだけ考えてた
どんなことして
きみを歓ばそうって
そればかり考えてた
よく灼けたきみの肩に
水着のあとが白く残り
なんとなく触れたくて
だけど 疚(やま)しくて
同じ鼓動でいることで
何か分かり合えてた
変わるはずのない日々に
知らずに身を任せてた
なにげなくつないだ
きみの手がとてもやわらかくて
わけもなく頬染めてた
きみとぼくの夏休み
2)
耳元にきみのこえ
無邪気な顔で笑いかける
それだけで嬉しくて
わけもなくせつなくて
お揃いの浴衣を着て
川原で花火しようと
そんなことも約束した
夕暮れの帰り道
クラスの友達は
ぼくのこと嘲(わら)って云うけれど
そんな時にでもきみだけが
ぼくの気持ち解ってた
鉛筆を噛みながら
きみのことだけ考えてた
どんな時でもきみが
居てくれるって
それだけを信じていた
窓際に頬杖つき
遠くを見てるきみの肩を
愛しくて抱きしめた
驚くきみにかまわず
長い髪に顔をうずめ
何かが弾け飛ぶよ
きみとぼくがひとつになる
夢で見たとおりに
胸の奥しまってた
きみへのおもい零れ出して
きみはただ微笑(わらい)ながら
泣いてるぼくを見つめてた
きみとぼくの夏休み
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【V-flower】きみとぼくの夏休み【オリジナル】
原曲を思いついてから
その後1か月で詞ができて
でも、納得いくアレンジが思いつかなくて
やっぱり5年経ちゃいました。
おかげで少年っぽい声のV-Flowerさんで鳴らすことができたのですが。
さて、作品のほうはまたまたストーリー仕立てでまいります。
蒸れた草や夕立のアスファルトの匂い
遠いかみなりと突然止むセミの声
当たり前の日々の中、それまで気にも留めなかった
幼なじみの変化に
突然気づいてしまった少年
いや、変化したのは少年のほう?
これはまほうびんの思い出か、はたまた妄想か・・・。
レトロな夏休み感を楽しんでいただけたらうれしいです。
コメント1
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ご意見・ご感想
takaokatoshiya
ご意見・ご感想
まほうびんさん、おはようございます。初めまして。さわやかで、繊細で素敵なバラードのラブソングですね。 (^_^)/
2016/08/21 08:38:55
まほうびん
TT_ST さん
ご視聴、そしてコメントありがとうございます。
数度目まして?(^^;♪なのですよー(笑
ご無沙汰してました。
ここのところ短時間レシピでライトな作品ばかりでしたけど
ひさびさに情報量の多い作品を手がけることができました。
2016/08/21 11:50:06