蒼月を噛み砕く
作詞 しめじ
作曲 しめじ
歌唱 重音テト
空っぽの瓶が転がる部屋で
夜明けに怯えて涙を堪えた
身体を蝕むだけの
猛毒に縋る日々に
迷い込む此処は誰も
抜け出すことは出来ないと
僕らは知ってたね
そしてまた今日も虚な月が
蒼く染めあげてゆく
消せやしないこの痛みをただ
薄れゆく色に紛れて
私を透明にして
言葉の刃が心を抉った
見えない傷はこの腕より深く
忘れてしまえばいいのに
恨みは募るばかり
飲み込んだ胸の中は
疾うに溢れ張り裂けてた
僕らは何処までも落ちて
明日など来るなと叫ぶ
枯れた声は届かず
優しささえ払い除けていた
蒼が薄れてく頃には
私を孤独にさせて
途切れゆく
霞みゆく
意識の底で
繰り返す
私は月を嚙み砕く
そして何も感じなくなって
いつか空を飛べますように
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