問いかけて立ち止まった 小さな声と
やわらかくてあたたかなそのてのひら
ゆっくりと丸くなった きみの瞳に
吸い込まれるささやかなこのしあわせ

いつの日か大人になる時が来たって
手放さないでいてほしい そんなことを想うの
さよならを数えるたびかじかんでいく
在るはずのないこころできみに恋した

時計の針をとどめて おもちゃ箱の中で待っている
やさしいそのぬくもり 消えない思い出 いつまでも
さあ、銀の庭で踊らせて さみしい夢だって覚めないで
ひとつだけの約束 わたしを見つけた きみだけに
きっと


少しずつ動いていく景色のそばで
変わっていく真っ直ぐなそのまなざし
つまずいた膝の傷は すぐに治って
楽しそうに駆けていく背中の先

最初からわかっていた時を迎えて
暗い空には映らない きみはどこにいるだろう?
ネジを巻く手を失い錆びついていく
在るはずのないこころがチクリ傷んだ

時計の針はまわって おもちゃ箱の中で待っている
つたないその指先 消せない思い出 いつまでも
もう、銀の庭は朽ち果てて セピア色に褪せて戻れない
ひとつだけの約束 わたしを愛した きみだけを
ずっと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Lonely Doll【曲:yutarochanさん】

待っている詩です。

yutarochanさんの素敵な曲(http://piapro.jp/t/3muy)への応募となります。

追記:採用ありがとうございました!

閲覧数:514

投稿日:2016/02/09 18:09:39

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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