「ひとつだけ」 そう言って離れたあなたの指先は
軽やかに しなやかに 宙を舞う 
羽根のように 蝶のように
「あなただけ」 そう言って別れたあの日のように

惹かれあう互いの魂が 辿り着く命の砂漠の果て
犯した罪のその数を 数えるその気もないくせに
「さあ踊りましょう」細いうで差し伸ばせば
あなたはまた新しい顔をして 冷たい唇を重ねていく

あいまいな記憶なら 忘れてしまってもいいわ
そして許しを乞うのなら 今すぐそこに傅きなさい

「ここでだけ」 そう言って跳ねたあなたのつま先が
軽やかに しなやかに 宙を舞う 
羽根のように 蝶のように
「ひとりだけ」 そう言って途切れたあの日のように

響きあうまだ見ぬ人の心が 巡り合う幾つもの時を越え
背負った過去のその闇を 黒い瞳の奥に秘め
「さあ廻りましょう」長い髪振り解けば
あなたはまた美しい服を着て 悲しい嘘を重ねていく

あぁそんな思い出など 捨ててしまってもいいわ
そして許しを乞うのなら 今すぐそこに傅きなさい

あなたのために わたしが必要(いる)なんて
そんな言葉のどこに 真実があるというの?

さあ踊りましょう さあ廻りましょう
さあ踊りましょう さあ廻りましょう

熱いタンゴのリズムに乗せて

さあ踊りましょう さあ廻りましょう
さあ踊りましょう さあ廻りましょう

真実はもうたくさん
この夜は偽りだけでいいの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

偽りの夜

曲がラテン風だとうれしいです。

閲覧数:69

投稿日:2011/01/29 02:25:02

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

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