あなたとの思い出は
淡く海の底に落ちた
いつの日か
また惹かれあう日が来ると思って
あなたの言葉を信じて
手を離したのに…


あなたの声
あなたの感触
あなたへの感謝
まだまだ沢山あるのにね
伝えきれず、
伝える勇気すらなく
終わってしまったあたしの恋…

「さようなら」
あなたはあたしが
最後に言おうとしたことを
この一言だと思ったのでしょう…?

あなたとの思い出は
ゆらり涙でゆがんでいる
そのまま
海に混ざり落ちてゆく
あなたの言葉を信じるのは
許されないことですか？


あなたの指
あなたの香り
あなたの気持ち
すべてを知らないのにね
知ったように
思い込み　知ろうともせず
なぜあたしは気づかなかった…？

「好きだよ」
あたしがあなたに
最後に言おうとしたことを
伝えきれず胸にしまっておいたのは誰？

あなたへの気持ちは
心の中でしか叫ぶことが
できないのでしょうか？
自分に苛立って自分が可哀想
に装っているあたしは
なんて自分勝手なの…?


大好きだよ
こらえきれないこの気持ち
何処にぶつけるの？
あなたの背中はもう見えない

あなたとの思い出は
淡く海の底に落ちた
いつの日か
また惹かれあう日が来ると思って
あなたの言葉を信じて
手を離したのに…