炎のような涙を流して
氷のような笑顔を灯して
それがいつ始まったかも分からない怒りは
遠く深く根付いて私を離そうとしない
操られているかのように振り回されて
どこへ行くのかも怒りにまかせている
意思のない怒りは容易く私の心も消して
水のなくなったケトルのように焦げ付く
誰も触ることが出来ないまま赤く焼けて
嫌な臭いでそこら中を埋め尽くすんだ
喚き散らしていても内心は冷たく冷えてて
それで誰かが傷つくかなんて考えてない
私の中はどれが傷かもわからないくらいに
酷く爛れて黒ずんで元には戻らないから
涙まで蒸発してしまえば泣かずに済むから
それがいつ終わるかも知れない怒りは
そばで近くしがみつき私を逃がそうとしない
急かされるかのように追い立てられて
どこへ向かうかも怒りしか知らない
意味のない怒りはやみくもに私の命を燃やし
ガスに満たされた小部屋のように破裂し
誰も入ることが出来ないまま白く霞んで
歪な欠片をそこら中にまき散らすんだ
泣き叫んでいても内情はマイナスに凍えて
それで誰かが悲しむかなんて意識すらしない
私の内は何が悲しみかもわからないくらいに
闇に支配され色なんか元には戻らないから
瞳まで焼夷してしまえば映さずに済むから
感傷に心が砕け散っても意識が煮えたぎっても
取り戻せるのは自分じゃない常に誰かの悪意だ
骸の魂は居場所を失って染みこむように溶ける
周りの誰しもそんなことあるわけないって笑う
温度が懐かしかった頃はもうおしまい
八つ裂きの意識は泥濘に弔った
心を込めて作ったクッキーを
その拳で砕き散らすように
その欠片は甘い?その想いは甘い?
舌も溶けてなくなっちゃったけど
黒焦げの舌先が紡ぐ言葉が
誰かの優しさを貫いていくの
ぎこちない動きはまるで
生きることを忘れた肉体のよう
喚き散らしていても内心は冷たく冷えてて
それで誰かが傷つくかなんて考えてない
私の中はどれが傷かもわからないくらいに
酷く爛れて黒ずんで元には戻らないから
泣き叫んでいても内情はマイナスに凍えて
それで誰かが悲しむかなんて意識すらしない
私の内は何が悲しみかもわからないくらいに
闇に支配され色なんか元には戻らないから
涙も瞳も消えて残らず跡形もなくそして
愛を忘れたなんてつぶやけたら良いのに
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