僕は弱い人間だから
すぐに逃げたくなるし泣きたくなる
一番大事なあの時も
怯えて喚いて、目を伏せた。
きみの背中と静かな声が
僕をここまで連れてきたけど
ねえ、ごめんね。今更だね
きみの涙はどこに どこにある?
泣いてくれ お願いだ
きみのその強さは
いつか崩れそうで怖くなってしまう
そんな僕の勝手な感傷も
きっと笑い飛ばしてしまうのだろうけど
寄りかかれる「何か」がきみを
守ってくれますように
僕は狡い人間だから
きみの盾にはなれやしないし
特別賢くも聡くもないから
憂いの理由さえ分からない
きみの優しさ、厳しさが
いつでも僕を立ち上がらせたけど
ねえ、そうだね。大事なことは
他人(ひと)の言葉で伝わる筈がない
泣いてくれ お願いだ
きみのその脆さを
僕はとっくに知っていたんだった!
その弱音を奪った僕が言うことじゃないけど
少しだけでも寄り添いたい
何が出来る?どうしたらいい?
時は待ってはくれない
泣いてくれ お願いだ
きみのその痛みが
少しずつでも和らいでほしい
喜んで 時には怒って
哀しんで 楽しんで
そうやって人は生きていくのだから
そして いつか きみの笑顔が
最高に輝きますように
00:00 / 05:06
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想