「やっぱりね、このお店で、何かイベントを行った方がいいと思うの」
美里課長は言った。
雑貨ショップ「ナチュラル・ハウス・アディエマス」で、
美里課長と、ルカさん、そしてカイくんが話をしていた。
お店のファンのお客様を作るには、どうすればいいか、アイデアを持ち寄ったのだ。
と、いうのは...
●安売り店がやってきた
先月、「ナチュラル・ハウス」の街に、大きなショッピングセンターが開店した。
「らら」という大手のチェーンだ。
雑貨売場やコスメ売場などがある。
その多くは量販のショップで、価格が安い。
「私もこの前、“らら”に行ってみたんですよ」
カイくんが言う。
「けっこう、お客は入ってました。それに、ららショップのお店の某売り子さんが、可愛いんですよ。で..」
美里課長に、じろりと睨まれて、カイくんは口をつぐんだ。
「あっちは大手だから、価格破壊で、安売り攻勢で来るのよ」
美里課長は腕組みをした。
「うちの、こだわりの製品のお客さんとは、客層が違うけど...」
ルカさんも考えた。
●ファンが集まるイベント
「ウチのファンを増やす、イベントをしてみたいわね」
美里課長の言葉に、カイくんが言った。
「イベントといえば、となり町のカフェ雑貨の“つんでれ”でも、クラフト教室とか、いろんなイベントをやってますね」
「あら、そうね。そういえば、ルカちゃんは、そこの人たちと仲良しだったわね」
ルカさんはうなずいた。
「私たちの会社の、“クロミク商品”のイベントをしたらどうでしょう」
汚名挽回とばかりに、カイくんは力説する。
「テトさんの、クロミク小物の手作り。たこるかちゃんの、クロミク・ラテの淹れ方。トートバッグに、クロミクの絵をみんなで描く...」
「それ、いいわね」
美里課長と、ルカさんは一緒に賛成した。
●コーヒー一本勝負
「とりあえず、うちのドナドナ号のたこるかちゃんは、すぐ参加できますね」
ルカさんが言う。
「そういえば、ルコ坊という、おいしいコーヒーを入れる子もいるんですよ。
“たこるかちゃん VS ルコ坊 コーヒー・マッチ!60分一本勝負”、なんてどうかしら」
ほがらかに言うルカさん。
カイくんは思った。
「この人、育ちがいいのか、バイオレンス系なのか、わからないな」(・-・)・・・
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