(サビ0)
石魂[せきこん]に成り果て 貴方を待つ


(Aメロ1)
那須野の原に 封じられし身の
あさましき姿を ふと思う

幾星霜[いくせいそう]の時 過ぎ行きて        
貴方の愛でた 
美貌も詩歌も      
もはや 我が手になく

(Bメロ1)
輪廻さえ叶わぬ この身にも     
貴方を慕うことは 赦されますか    

(サビ1)
石魂に成り果て 貴方を待つ      
我が妄執が 邪念となりて       
鳥類畜類を 殺めるとも        
もう一度だけでいい          

我が名を呼んで            



(Aメロ2)
望月の下[もと] 清涼殿に          
響く管弦 闇夜を揺らし

側に侍りて 尊き御魂[みたま]
狙う我が爪 
ふと貴方の指が 
優しく つつみこむ

(Bメロ2)
幾多の國を 亡ぼしてきた      
人ならぬ身でも 愛してくれますか

(サビ2)
石魂に成り果て 貴方想う       
我が妄執が 悪心となりて       
生きとし生けるもの 殺めるとも    
もう一度だけでいい          

貴方に逢いたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

殺生狐

はじめて作ったボカロ曲を、少し手直ししてみました。

那須の殺生石の狐さんを元に。

伝説の通りに、
都から追い立てられて殺されてしまうだけでは寂しいなぁ。と思って。
帝との間に、恋慕とも愛情ともつかぬ、暖かい気持ちの交流があればいいな。
と思って書きました。

閲覧数:142

投稿日:2009/11/09 15:40:45

文字数:507文字

カテゴリ:歌詞

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