晴れ渡る空と潮風の香り
彼らの旅立ちを祝う声
頼りなく揺れる船の上 ひとり
その手 大きく振り笑う人

明るい未来を 無邪気に信じて
高らかに笛が鳴る
晴れやかな顔で 新しい道へ
港を離れた

青いさざ波に運ばれ消えゆく
船の形すら見えなくなって
名前も知らない無邪気な誰かに
あの日の自分を重ねてた

広すぎる空と懐かしい匂い
どこか余所行きで澄ました顔
帰る場所なくし気づいたら ひとり
この手 掴むものないまま

いつも夢見てた
海の果てにある 光り輝く未来
胸を高鳴らせ 何もかも捨てて
港を離れた

白い徒波が連なり隠した
夢の景色すら見えなくなって
流れる時間の数だけ遠のく
あの日の自分を探してた

鈍い波音がぶつかりかき消す
自分の名前も 言えなくなって
見て見ぬ振りした痛みの分だけ
あの日の記憶が強く脈打つ

青いさざ波と共に辿り着く
名前も知らない誰かの旅路
潮風の音に攫われる前に
あの日の願いを焼き付けた

遠い彼方へと運ばれ消えゆく
あの日の港で夢見た僕
最期に出逢えた笑顔を探して
青い航海を始めよう

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1 Aメロ
はれわたるそらとしおかぜのかおり
かれらのたびだちをいわうこえ
たよりなくゆれるふねのうえ ひとり
そのて おおきくふりわらうひと

1 Bメロ
あかるいみらいを むじゃきにしんじて
たからかにふえがなる
はれやかなかおで あたらしいみちへ
みなとをはなれた

1 サビ
あおいさざなみにはこばれきえゆく
ふねのかたちすらみえなくなあて
なまえもしらないむじゃきなだれかに
あのひのじぶんをかさねてた

2 Aメロ
ひろすぎるそらとなつかしいにおい
どこかよそゆきですましたかお
かえるばしょなくしきづいたら ひとり
このて つかむものないまま

2 Bメロ
いつもゆめみてた
うみのはてにある ひかりかがやくみらい
むねをたかならせ なにもかもすてて
みなとをはなれた

2 サビ1
しろいあだなみがつらなりかくした
ゆめのけしきすら見えなくなあて
ながれるじかんのかずだけとおのく
あのひのじぶんをさがしてた

2 サビ2
にぶいなみおとがぶつかりかきけす
じぶんのなまえも いえなくなあて
みてみぬふりしたいたみのぶんだけ
あのひのきおくがつよくみゃくうつ

(間奏)

2 サビ1②
あおいさざなみとともにたどりつく
なまえもしらないだれかのたびじ
しおかぜのおとにさらわれるまえに
あのひのねがいをやきつけた

2 サビ2②
とおいかなたへとはこばれきえゆく
あのひのみなとでゆめみたぼく
さいごにであえたえがおをさがして
あおいこうかいをはじめよう

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青い航海

malka様の楽曲への応募作です。
https://piapro.jp/t/yTcv

若い頃の「あの日」の決断を後悔してなかなか港を離れられない幽霊が、やっと成仏するというストーリーです。

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投稿日:2023/02/22 01:14:31

文字数:1,115文字

カテゴリ:歌詞

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