鷹はそっぽ向いて
痩せてゆく
何もずっと食べず
痩せてゆく

高い高い胸は
空を翔《か》けて
銅《あか》く錆びた籠に
鳴き積もる

鷹はそっぽ向いて
満ちている
自己の血肉使い
生きてゆく

青い青い崖の
先を眺め
甘く堕ちた仲間
裂き崩す

鷹は崖を眺め
満ちてゆく
籠を抜けて高く
翔けてゆく

高い高い体
空に浮いて
蒼く枯れた土に
亡き落ちる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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餓鷹(がおう)

A→Bの童謡と同じ構成形式。
個人的に作ったものです。

閲覧数:180

投稿日:2011/11/18 22:30:06

文字数:198文字

カテゴリ:歌詞

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