本当の名前も分からない二人は、
古い誰かの住んだ家、寝起きしている。

大人には見れない妖精なのですか?
蜘蛛の巣の這う空き部屋で夜も朝も過ごした。

ああ、
誰も居ない家で強い雨、しのいだのです。
二人きりで。
そして雨が止んだら連れてってあげるよ。
それまでは寝ていて。

本当の名前も分からない二人は、
古い誰かの住んだ家、寝起きしている。

大人には見れない妖精なのですか?
蜘蛛の巣の這う空き部屋で夜も朝も過ごした。

ああ、
古く脆い屋根を寒い雨が貫くのです。
今日も明日も。
いずれ雨が止むからそれまで眠ってて。
罪のない寝顔で。

ああ、
それでは。もう来ない朝よ!
この世の
歪みに挟まる些細な塵芥のよう。
私らはそうだ。

ああ。
赦して赦して赦して赦してよ。
赦して赦して赦して赦して!
いつか。雨が止んだら全部終わるからね。
全部赦してあげるよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

赦してあげる

閲覧数:247

投稿日:2023/11/27 00:22:45

文字数:385文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました