色づく花 木々を染めるころに 君をそっと思うでしょう
裏路地に 改札に 誰もいない窓に ふわり舞う



制服の 胸の花 最後の帰り道 並木道
芽吹かない花には 気付かない君

髪を染め 得意げな 子供のころと同じ笑顔ね
町を出ると言った あの日のような

あたり前の日々は終わるのに
私の想い 今は咲けない

色づく花 木々を染めるころに 君をそっと思うでしょう
裏路地に 改札に 誰もいない窓に ふわり舞う

生まれた町 次の暮らしの中 少し忘れてく君に
ひとひらの 花届け 離れてく私たち つないでよ

ずっと ずっと 君と



「多分もう 帰らない」 悪戯な目で振り向かないで
不意打ちはずるいよ 涙 ひと粒

メールとか するけれど 別々の日々を重ねたなら
お互いに知らない 人になるのよ

優しい言葉 君が探すから
視線をそらす 枝越しの空

風の香り 色も染まるころに 君をそっと思うでしょう
あの丘に 踏切に 空っぽのベランダに ふわり舞う

小さな世界 ふたり過ごした町 少し忘れてく君に
ひとひらの 花届け 離れないこの想い 伝えてよ

ずっと ずっと 君を



制服の 胸の花 引き出しの奥で眠っている
幼い遅咲きの 恋をとどめて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

サクラ、ひとひら

てりマヨさんのhttp://piapro.jp/content/qch8huxnyt8scntfの歌詞として応募させていただきました。
切なくて美しい原曲に、色々と想像をかきたてられまして、とても楽しい作業でした。

間奏のピアノの主旋律から、散っていく花びらをイメージしたので、それを軸に組み立ててみました。
とにかくメロディラインが綺麗なので、その綺麗さを殺さないように言葉を乗せたつもりです。


1番サビの「誰もいない窓に」の部分は、「だれもいないーまどに」という譜割りです。

ところで、美容師さんの話だと、
卒業式にはむしろ、髪色を黒に戻す子のほうが多いようです…。
歌詞中の町を出て行くほうの子は、先生にツッコまれない程度の髪色に
染めたのだと脳内補完していただけると。

3/18 タイトルを修正、歌詞も微修正しました。
3/19 歌詞微修正。

閲覧数:346

投稿日:2009/03/19 20:17:26

文字数:528文字

カテゴリ:歌詞

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