聞き飽きたもう聞き飽きたんだよ
必ず行われるつまらない問いは
いつだって僕を苛立たせるんだ
「逆上がりは出来たか?」ってね

どこの儀式に使う呪文なんだい?
誰を呪うためのおまじないなんだい?
さしずめ僕はヤギ代わりってわけだ
キョトンとした顔で鳴いておくさ

誰かを推し量るのに使うしかない
特定の法則ってのは対話の怠惰だ
それさえ聞いておけば良いんなら
言葉は要らないオンとオフで十分


知り飽きたもう知り飽きたんだよ
必ず聞かれる愚かなる問いは
どこにいても僕を呆れさせるんだ
「それって誰の受け売り?」ってね

どうやら僕は愛のない自動人形らしい
意見を言うには誰かの知恵を盗むのみ
キツネはトラをレンタルできるのかな
顔にしましま描いとけば騙せるかも

他人を見定めるのに疑うほかない
特定の条項ってのは意識の放出だ
これだけ分かれば良しとするなら
文字は要らないゼロとイチで十分


あぁ確かに辞書の全てを覚えて唱えるなんて
それだけでも酷い拷問じゃないかわかるよ
でもだからって年号を覚えるような伝統で
人の心はいつまでも立ち止まっていて良いの?

僕はそんなに難しい事を要求してるのかな?
世界中の人間とテレパシーしたいなんて言わない
素敵な妖精とお話ししたいとも言ってない
もう少しだけ簡単なはずなのに何故だろうね


もうこの辺で止めとかないとね
不意に振り返ると誰かがいるかも
片手で挨拶した後に両手を挙げてさ
握手も無いなんて礼儀がなってないな

付き合わせて悪かったね
次は必ず君の話を聞くよ
もちろん僕のおごりで
ツケの聞く店だと嬉しいね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Steel Bar. Steal War.

閲覧数:326

投稿日:2021/08/07 22:04:31

文字数:684文字

カテゴリ:歌詞

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