おはぎ
継ぎはぎの服を羽織ったままで空の下
踏み込む
行き違う視線はカーブを描いて
忘れられていった
全ての線の跡が 消えずに残れば
誰にも見つからずに答えを 縫い付けて進める
ぼろぼろになる前に千切れそうな
心がそこら中に舞う
何を纏って 何を見下していても
継ぎはぎの跡
この体に穴を開けて
何かを見つけようとしても
僕が思うより 震える程
誰も違いなんてないさ
ばらばらになった誰かの心拾って 微笑む
気がつけば解れた糸の先で 誰かが微笑む
全ての線の跡を 消してしまえたら
誰にも見つからずに答えを 縫い付けて進める
ぼろぼろになってすぐに千切れそうな
心の手綱を握る
何を失って 何に泣きついていても
纏う誇りの跡
その体に穴を開けて
何かを見つけようとしても
僕が思うより 震える程
何一つ失わずに
行き違う視線の中で 君を忘れずにいよう
君が思うより 笑える程
誰にもなれずに無を纏って
コメント0
関連動画0
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想