その眩しさは目に悪い気がするの
たまには視線を逸らしたくなって
私にはないものを持っているから
怖くて足がすくんでしまっていた
近づけば近づくほど強い光で
だから歩み寄るのは怖いから
あなたと目を合わせずに
私は背を向けてしゃがみこんだ
一つ前の世界を越えての再会だなんて
そんな悪魔と契約したわけじゃあるまいし
強い青を染め上げる純白の積乱雲は
触れたら心地よさそうだけれど
あなたの街では灰色に姿を変えて
大粒の雨を降らせているのね
言うなればこれは偶然の積み重ね
きっと私じゃなくても起きたことだ
運命の繋がりなんて信じるほど
幼くはなくて 変に現実主義かな
知れば知るほど優しい光で
手を伸ばして触れたくなるほど
無理をして 背伸びをして
気付けばあなたを追いかけている
生きている世界が違うのだと言い聞かせた
そう これは悪魔が仕組んだものだから
私をいじめる強い日差しは
じりじりと痛いくらいだけれど
あなたの街では見惚れるくらいの
大きな虹を作っているのでしょう
次の世界でもあなたに会いたくて
精一杯の今を閉じ込めた秘密を隠して
またいつか
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