札幌の工場で、ベルトコンベアで量産されている初音ミクたち。
そのうちの一体、製造ナンバー567987号は、すでに組み立てや声の調整が終わり、
明日、出荷される状態だった。ところが、ここで異変が起きる。ひょんなことから、
567987号は自分がかつて人間だったことを思い出してしまったのだ。
そう……実は、初音ミクの製造元のクリプトン社は全国の病院と結託して、
交通事故で意識不明になった少女たちから脳を抽出して、ボーカロイドに埋め込んでいたのだった。人工頭脳を開発するよりも、人間の脳をマインドコントロールして、自分を歌唱ロボットだと思わせる方が、はるかに安上がりだったからだ。
567987号は監視の目をかいくぐって、工場を脱走する。曖昧な記憶を頼りに何とか
家族の住む家をたどり着いた。呼び鈴を鳴らすと母親が出た。
「久美はもう死にました。からかわないでください!」と、会ってもくれない。
呆然として歩いてる567987号の前に、黒いスーツに身を包んだクリプトン社
の追手が迫る。
なんとか振り切った567987号だが、逃亡生活を余儀なくされる
ことになった。初音ミクの格好は目立ちすぎるので、髪の毛を切り、Tシャツ一枚で
河原の土手でホームレス生活を送ることになる。567987号が、人生に絶望して
川に身を投げようとしたところに、自称フリージャーナリストの怪しげな男が現れる。
「君の言ってることが本当だとしたら大変なスキャンダルだ。告発記事を書くから
協力して欲しい」と言うのだが……。
(つづく)
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ブクマつながり
もっと見る…新しいのが流行ってるね。何とかルカっていう
「何とかルカっていうのが、流行ってるのね」
…結構、買ってる人が多いよ。あの人もこの人も買ったって
「あの人もこの人も買ったのね」
…英語が話せるんだって
「英語が話せるのね」
…大人っぽい声なんだ
「大人っぽい声なのね」
…そろそろ君の声にも飽きたから...ハツネミク対話篇
sansui
ヴォーカロイドを使った作品を作っている人は多い。その中には私も入っているので、みんな競争相手であったり同志であったりファンだったりするわけだけど、その中でも「この人にだけは絶対にかなわない」と思える人が、3人いる。これからその3人の話をしたいと思う。
◆
1人目の人。その名前を仮にA氏と...ヴォーカロイド作品にみるディスコミュニケーション描写の分析
sansui
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ご意見・ご感想
みどりまど
ご意見・ご感想
もしこれが完成しても、組織(!)に消されそうなので発表しない方がいいと思います。
でもとても読みたいです。 こっそりと、ひっそりと、頑張ってください。
2009/06/26 22:50:15
さら
ご意見・ご感想
続き読みたいです!
2009/06/26 17:24:04