君が告げた言葉途切れて
眩しすぎる夕焼けが僕を灼く
赤く染まる頬に流れた涙
ただ見ていた
真っ赤な瞳が俯く瞬間
はっきり気づいた 二人の境界に
その身を翻して走る
君は遠く
黒く汚れてる僕の両手じゃ
届きやしない
君が触れた心の奥で
光のない宵闇にうずくまる
固く閉じた壁の向こうに君を
まだ感じて
真っ直ぐ見つめる素直な瞳に
決して惹かれていないと言い聞かせ
想いとは裏腹に走る
僕の脚と
走馬灯のよう巡る思い出
壁を貫く
君がくれた笑顔探して
沈みかける夕暮れにしがみつく
遠く揺れる影に紛れた光
追い求めて
混ざり合う赤と黒の境界
燃える鼓動
立ち尽くした背中に届け
「君がいれば それだけでいい」
そんな台詞言えるほど 強くない
眩しすぎる君の瞳を
僕は ただ見つめた
君がくれた言葉の続き
空で混ざる境界を越えてゆく
受け取らせて 手を伸ばすから
どうか一人きりで 涙零さないで
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S1
きみがつげたことばとぎれて
まぶしすぎるゆうやけがぼくをやく
あかくそまるほおにながれたなみだ
ただみていた
A1
まあかなひとみがうつむくしゅんかん
はあきりきづいた ふたりのきょうかいに
B1
そのみをひるがえしてはしる
きみわとおく
くろくよごれてるぼくのりょうてじゃ
とどきやしない
S2
きみがふれたこころのおくで
ひかりのないよいやみにうずくまる
かたくとじたかべのむこうにきみを
まだかんじて
A2
まあすぐみつめるすなおなひとみに
けえしてひかれていないといいきかせ
B2
おもいとわうらはらにはしる
ぼくのあしと
そうまとうのようめぐるおもいで
かべをつらぬく
S3
きみがくれたえがおさがして
しずみかけるゆうぐれにしがみつく
とおくゆれるかげにまぎれたひかり
おいもとめて
C
まざりあうあかとくろのきょうかい
もえるこどう
たちつくしたせなかにとどけ
S4
きみがいれば それだけでいい
そんなせりふいえるほど つよくない
まぶしすぎるきみのひとみを
ぼくわ ただみつめた
S5
きみがくれたことばのつづき
そらでまざるきょうかいをこえてゆく
うけとらせて てをのばすから
どうかひとりきりで なみだこぼさないで
赤と黒の境界
かぎしっぽ様の楽曲「君がいれば(仮)」への応募作です。
(https://piapro.jp/t/Dc2d)
臆病な「僕」が「君」の手を取るという歌詞です。
赤=君・夕日・光、黒=僕・夜・暗闇というイメージで書きました。
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