「MGR団?」

「そう! 私たち3人でこの学校を守るのよ。こんなエントロピーが増大している学校他にないわ」

「無秩序といいたいんだね……?」

「……ミク。それってわたしも入ってるの?」

「もちろんよ。ルカ」






なぜ、こんな事がおきてるかって?

僕は退屈なので理科室で文庫本を読んでいたんだ。

そしたら急に初音とルカがやってきて、そしたらこの有様だ。ひどいったらありゃしない。

「……まったく、どうして急にそうなったんだ?」

「まずは旧校舎ね! あそこは地下校舎がある、っていう専らの噂だから!」

「聞いてないな……」

仕方ないので僕はまた、文庫本を読む作業に戻った。




「とりあえず今日の夕方! 今から行くわよ!」

「ほんとなんなんだよ。僕の至高の時間を盗みやがって」

「盗むだなんて。人聞きの悪い。貴方のために時間を提供してあげてるんでしょ?」

「提供とかなんだよ……」

「とりあえず行くわよ」

なんとなく初音がイライラしていることはよくみんなから「お前は鈍い」と言われるぼくにもわかった。

こうなったら彼女は誰にもとめられない。仕方なく僕は頷いて着ていた白衣を整えた。



つづく。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

僕と彼女の不思議な校内探検 1

かつて5日間で全14話という恐ろしいペースで造られたリレー小説『僕と彼女の不思議な日常』の続編です。

また彼らにお付き合いくださると幸いです。

閲覧数:240

投稿日:2011/10/28 20:48:08

文字数:519文字

カテゴリ:小説

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