sight of red


夜明け前 ざらり鳴り響く 過ちを知らせる電子音
知らない間に期限が切れて 溜まったツケが続々押し寄せて

雨に震える野良猫 ガラにもなく招き入れて
濡れた毛並みをいだいて 眠れば 情も湧いて


馬鹿馬鹿しいと 強がってみれば 郵便受けに残った一房
「同じ色」と気が付いて 隠し金庫のエモノを探す

冷たい汗が背を伝い 焦りに何もまとまらず
見えた待ち合わせの波止場 罠と 知って踏み入れた

いっそ嘘だと言ってくれたなら ここで倒れたのに
心の底に残った 「もしかしたら」が許さない

延びる射線に飛び込んで叫ぶ 偽りの君の名
割れた視界舌打ちして 残る熱に溜息をつく

いっそ嘘だと言ってくれたなら ここで倒れたのに
体の底に残った この熱が許さないから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

sight of red

またまた某氏のイラストに影響されて即興歌詞。

中華マフィアの凶手として暗殺に勤しむ主人公と、対立組織の工作員の女の一夜の恋。

女は組織に利用され、男は罠と知って、それでも死地に赴く……。

いいじゃん、好きなんだよ。「アンダルシアにあこがれて」とかさ。

閲覧数:326

投稿日:2011/07/11 23:38:35

文字数:344文字

カテゴリ:歌詞

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