飛沫血痕の勿忘草 血みどろの手 洗えど落ちぬ
滴下血痕の露草色 言刃刺した心臓
擦過血痕のヒヤシンスと 濡れた衣が僕を蔑む
今に悔いて償うにも 時も命も還らなくて
暗い部屋のなかでクライし続けても
暗い過去のスティグマ消す術など無い
それぐらいのことは痛いぐらい分かってた
悔むのならなんで手を汚したんだ
期待したい それが夢だと
痛い 辛い 夢じゃないだろ
未来 見たい それこそ夢で
「忘れさせてよ521-31-3(ルミノール)」
反作用のワインレッド 僕の痣は知らぬ存ぜぬ
躊躇い傷 零すバーガンディ 周りの目は冷たく
クリムゾンをそこらじゅうに 重吹かせては生き急いでく
刃当てて刻もうにも アーテリーには届かなくて
位なんて底辺で 被害者面蹴られ
『加害者など死んで詫びれば良いのさ』
それぐらい分かっている それぐらい分かってんだ
殺したいのならばあなたも手を汚せ
建前はこうだ
『死んではいけないよ』
『償いは生きていなけりゃ出来ない』
でも本音はこうだ
『死んで詫びろよクズが』
『てめぇなんざ生きる価値などねぇだろ』
暗い部屋のなかでその言刃に刺され
暗い過去のスティグマ消す術見つけて
それぐらいのことは薄々気づいてた
死に切れないならば刃なんて捨て
酷い 痴態 曝け出そうと
惨い 死体 成り果てようと
リタイアができるのなら良いんだ
「さようならだね521-31-3(ルミノール)」
「それじゃよろしく67-56-1(メタノール)」
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