有害な毒を撒き散らすように
貴方は愛を振りまいて私を殺した
言葉は坩堝に紛れてしまった
その熱で私は貴方を殺した

かき乱された頭の中は
ずっとひとつの声を求めていた
どちらかがプライドを脱ぎ捨てる
そんなこと二人は望まなかった

心を殺しあった二人に待ち受けるのは
分かってる分かっていた
分かっていたはずなんだって
私は今日も後悔をして笑ってみせる
私たちの成れの果ては私たちだった

間違いにしてしまおうか、もしも
私に過去を弄ぶ力があったのなら
「出会わなければ」なんて言葉を
使うはずがないと信じていました

緩やかに崩れ落ちた日常に
食い込むように写る貴方の後ろ姿
その顔が思い出せないの、ねぇ
私たちは向き合わなかったようだ

心を殺しあった二人は変わらない
知らない知らなかった
知らなかったはずなんだって
私は今日も疲れたように笑ってみる
私たちの成れの果ては、私