意味も無くなぞった指の先は
古いカーナビ滑り
過去の栄華を示す
今はもう影も形無く
名前が走馬灯のように
ただ過ぎて往く

凍てつく窓辺から見下ろす世界
其れは嘗て見上げ
数えようとしていた
都会から見える星の様に
無機質で疎らな
川のような惨めさで

口の端から漏れ出る
白い靄が
心の奥底から求めている
願いを連れ去っていく

いつの日かまた
あなたに会える
そう信じて
ここまで
やってきた
でも
知っている町が
知らない街に
変わるくらいの
時が経とうとしても

私はあの日見送った
たった一つの星に会えない
嗚呼届かない別れの歌
二度と咲かない桜の花のように
消え逝く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

モノクロの記憶の先で

歌詞です。歌ってみた等の参考にお使いください。

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投稿日:2023/08/05 18:12:23

文字数:289文字

カテゴリ:歌詞

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