絶対的感覚
無限色の感情を
使いこなせないままに
用いる僕らは
これがないと
生きる意味を見出せない
何処にいった僕の感情
残された僕の器は
寂しささえ
感じない
消えたり
光ったり
絶対的感覚を下さい
壊れること無く
ちゃんと
僕に痛みを下さい
逃げたくないんだ
でも本能は逃げたいんだ
だからきっと
逃げたくないんだ
絶対的感覚を下さい
ねじ曲げること無く
ちゃんと
僕に情報を下さい
傷つきたくなんかないんだ
笑ってたいんだ
嘘でもいいから
だから僕はきっと笑えないんだ
何歳まで生きるか
知りたいなら
明日死ねばいいよ
死ぬことの悲しみさえ
消えてしまったこの心なら
できるてしまうのだろう
うさぎは淋しいと
死ぬんじゃ無くて
淋しいから
淋しいことを伝えたくて
わかりやすいこと
しちゃったんだ
誰かが僕の手を
掴んで居たんだ
いつも
きっと何処かで
誰もが皆
そうだったんだ
いくつの手を
僕は掴んで居たのだろう?
空になった手が
僕の体を
ふわふわと
宙に飛ばせようとする
もういいかい?
誰も返事してくれなくて
絶対的感覚を下さい
ただ
歩き回るこの体に
生きるって感覚を下さい
助けてと
力無く呼ぶこの声に
涙も流させてください
目を細めつり上げる頬に
喜びを乗せて下さい
見渡す限りの空に
柔らかな
ため息をつかせて下さい
長い長い眠れぬ夜の
恐怖に
ひとりぼっちだからだと
教えてあげてください
絶対的感覚を下さい
血を流すより
素敵なことが
あると覚えているうちに
愛するって言葉を
忘れる前に
本当の愛し方を見せて下さい
二度と使えなくなる前に
誰かを守りたいと
思えるうちに
誰か僕を虜にして下さい
意地を張って
格好つける
この器に
淋しいと
しっかり
はっきり
言わせて
涙を
たくさんたくさん
流させて下さい
限界中の限界が
来る前に
二度と会えなくなる前に
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