邪見も満更悪くないね
反芻した過去(あ)の白黒(モノクロ)写真
規制も犠牲も瓦落多でしょう？
確執の本質　解剖学(アナトミア)

吐露吐露な僕の心象
とろとろな脳味噌と
解脱したのは飄々な感情
凍てつく白磁　枯渇する返血
其処等で媚びる啓蒙の徴

此れは君の左手の物語
悲壮を暴露する一文字
横目で嘲る冷笑的(シニカル)達と
孤独な世界　貴方だけが
鮮やかな暗黒系

曝け出してしまいそうに為る
穢れを渇望す異端主義(ゴスイズム)
腐った血と肉　骸骨の料理(ディッシュ)
笑えないや　嫌厭々
狂えば歪めた夢が醒めないの
闇色に溺れる利己主義(エゴイズム)
襤褸襤褸になった心を砕いて
傷痕を

叫んで泣いても救えないね
崇拝した未来(あ)の破滅世界(カタストロフィ)
理性も姿勢もぼろぼろでしょう？
此の本の顛末解剖学(アナトミア)

正義も定義もないようなもの
偏屈だけど幸いな集会(パーティー)
想像しても太陽は煌々と明るんでる
神秘を奇跡をこの目で見たいんだ
この目で感じたいんだ
僕たちは明日へと
切り開くんだ

此れは君を描いている画布(キャンバス)
個性を押し潰す箱庭と
遠目に現る叙情的(リリカル)な街
孤独な未来　貴方だけが
艶やかな深淵系

剥がれ落ちてしまいそうに為る
汚れを浄化する現実主義(リアリズム)
穿った胃の中　腐敗した魚類(フィッシュ)
喰らえないや　嫌厭々
惑えば掴めた夢は咲かないの
鈍色に潰れる虚無主義(ニヒリズム)
ぐちゃぐちゃになった記憶を解いて

襤褸襤褸になった心を砕いて
傷痕を

未来も慈愛もないものでしょう？
今し方拓いた解剖学(アナトミア)