A1
ただいま さえ言えずに
体は冷えすぎて
重い服 ぐしゃぐしゃにして
思い出も脱ぎ捨てる
B1
上手くいかない
飲みこめない
わがままこぼれだす
今だけは
ずっと安らげる
温かな場所に
身をひたしたい
S1
何も知らない泡が
つらいことも
意地っ張りも
ただ包みこむ
丸洗いした心
流れてゆく
流れてゆく
言い訳をするように
B2
大人になったら
どんなことも
解き明かされるって
思ってた
シャンプーハットが
恋しいくらいに
痛くてしみる
S2
いつも明るくいたい
だけどたまに行きづまるの
恋のルールに
抱きしめた体から
伝わるなら受け取りたい
小さな私の声
S3
震える肩が少し
落ちついたら
天井へと すぅ
深呼吸
バスタブの中の海
クラゲになる
夜空になる
何もかも委ねてる
S4
何も知らないままで
いられなくて 進めなくて
残酷だけど
この温度ならいつも
沈みこめる 浮き上がれる
これまでの日のように
A2
捨てるほど 強くなくて
逃げるほど 弱くない
この涙 石鹸にして
バスルーム 飾れるかな
【譜割り・()は一音分】
A1
ただいま
さえいえずに
からだは
ひえすぎて
おもいふく
ぐ(しゃ)ぐ(しゃ)にして
おもいでも
ぬぎすてる
B1
うまくいかない
のみこめない
わがまま
こぼれだす
いまだけは
ずっとやすらげる
あたたかなば(しょ)に
みをひたしたい
S1
なにもしらない
あわが
つらいことも
いじっぱりも
ただ
つつみこむ
まるあらいした
こころ
ながれてゆく
ながれてゆく
いいわけをするように
B2
おとなになったら
どんなことも
ときあかされるって
おもってた
(シャ)ンプーハットが
こいしいくらいに
いたくてしみる
S2
いつもあかるく
いたい
だけどたまに
いきづまるの
こいのルールに
だきしめた
からだから
つたわるなら
うけとりたい
ちいさな
わたしのこえ
S3
ふるえるかたが
すこし
おちついたら
てんじょうへと
すう
しんこきゅう
バスタブのなかのうみ
くらげになる
よぞらになる
なにもかもゆだねてる
S4
なにもしらないままで
いられなくて
すすめなくて
ざんこくだけど
このおんどならいつも
しずみこめる
うきあがれる
これまでのひのように
A2
す(てる)ほど
つよくなくて
に(げる)ほど
よわくない
このなみだ
せっけんにして
バスルーム
かざれるかな
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