溜息一つ飲み込んで
周回ぐるり自転して
興奮過多の過呼吸と省みて
瘡蓋捥いで爪立てて
治らぬ傷に憧れて
間断だけを恐怖して朧げに

ふとして見渡す経緯に映る
自分も世界もなんだか虚構

ストロベリーよりエグい赤に染まる度
この臓腑に落ち込むは感度高き感傷か
酸欠に陥る度に気づかされるのは
不完全な不可能に勝り好んだ辟易

万物未練大地上
答えは喉を通らない
端目線じゃ悩んだ振りの所望
故あり疾駆風を切る
何処まで行けど当ては無く
敢えも無くて仇さえも何も無い

重ねて潰した視界に最後
見覚え残すか生者は腐心

ラズベリーのよう牙を剥いていたくても
その代償挟み込む饐えた悦の不快指数
幸福が隈無く服も色付かせるなら
跡形に粉塵も残すことなき果決

疲弊さえ潤す過度な酸味に
敬意を表して

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ラズベリーフィールズ

閲覧数:84

投稿日:2016/06/14 01:39:14

文字数:346文字

カテゴリ:歌詞

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