歌川シキ

綿の翅 / MAYU
BPM=85
行かないでよ 行くアテなんか無いくせに
遠くを意味深に見つめないで
知らないでしょうね？だって
チグハグな関係の所為に、しておくのに
急に見つめないで
あなたの懐は 柔らかくて私には冷たい
彼方の心は まだ痣だらけに見えて 震えました
星の明かりだけが 2人の絆で...

だいなし
BPM136
書き溜めた詩だけが揺蕩う
丈が足りない夜
諦めたんだ間抜けな俳優は
舞台をただ、あとに
言葉の万能感と裏腹にハラハラ
角ばった感動譚の裏側にイライラ
忌々しい金の隨に 「今に、今に」
まだ、まだまだ、I need I need...

月味砂糖
BPM120
滴下したのは 四半水積一把のヘブン
多分に漏れず 溶け込みたいと思いました
液化したの私きっと
グリッサンドの輪郭をなぞっている
「ただの機械」と思いました
歌えもしないの私 あなたが居ないと
この想いも在りはしない 箱物の魂
「物悲しい」だなんて勝手言わないでよ...

恋ごっこ
BPM ：100
読みやすくしてます
隠して、隠して、隠して、隠して。私に
ばれないで、ばれないで、ばれないで、何もかも
ねぇ、早くして、早くして、早くしてよ
私をばらまいてしまえばいい
あーぁ、うすら寒いわ　ぐずがほざいたって聴いてあげない
あなたの言葉の奥ゆかしいこと　
ナメてんの？...

愛が　立ち所渦巻き
愛が　足音鳴らす度
愛が　私を困らす時
愛は　近くにあるらしい
取りこぼさないように
その小さな御手手を広げてよく見せて
あぁ、やっぱり、やっぱり
何より、何より、柔らかくって…
未来が壊れないように、ずっと
愛しさのままにただ抱えてたくなる...

落雷がまた一つ二つ絶えて
叶えられるはずの夢の奥で行き止まる
甘く炊いた麝香に寄りかかる夜を耐えて
抱え切れず発露する正午また死に戻る
夕焼け色の朝日はキラキラ
飛び回る　瞳の中　独りの私を
痛いくらい立体的に映す
夢見かたも知らずにイライラ
解き放つ　瞳のカラー　舌に焼きついた
一糸のエラー...