鴉琉

あるところに若人ひとり
とても愚かな若人で
自ら命絶とうとしました
しかしいつも死ねないまま
ただ時間だけが過ぎていく
ある晩若人は火事に出くわした
その若人は死にたいがために
炎の渦に身を投げました
しかし若人は死ねなかったのです
取り残された子供を見つけたからでした...

「　　　」
苦しくて　叫んだ　
もはや　それは言葉ではなかった
「　　　」
全てを否定したくて　叫んだ
ただの　戯言だった
「　　　」
わかってほしくて　叫んだ
誰もわかって　くれなかった
「　　　」...

僕のうたは小さすぎるから 誰にも勝てなくて埋もれてく
やがて時経てば 歌うことも忘れる
ただ 毎日消えた時のことばかり 考えて
その先になにがあるのだろうと考える
例えば 春の日差しの中 花園で遊ぶ映像(ビジョン)とか
―――それでも僕は独りなんだ―――
あなたにも飽きられ ずっとここで眠っている...

暗がりで鳴く光
闇の中で足掻く光(あなた)
それこそ美学
曲がり砕けた心
散らばる身体
ふざけた真実
ただそれだけが輝いて
足元で落ちる闇
光に照らされた闇(ボク)
血(アカ)滴る漆黒の刄...

歌って晴らせこの思い!!
落ちコンでても
リズム刻めば 自然とホラ
口から出るデショ 伝えたいなにか
歩くような速さでも リニア並みの速さでもいいから
魂こめて!!響けあなたに!!
口から出た無数のコトバ
繋ぎあわせて歌に
伝えたいことちょっとだけのせてみたり
気まぐれに高くしてみたり...