作品一覧
その他
オンガク
少し先の蝉の鳴き声に 焼けた鉄の錆色が匂う 配管の見えた街の背には 日も届かない夏の涼しさが濁る 蔦が這う淡い緑が 続くように終わらない日々 暑さで揺らぐ視界 前に君がいた 夏の雨音が耳に残るぐらいに 声が聞こえなくなってもいいように このまま塞いでおこう ねぇ、僕は夏に取り残されている 向日葵の沈...
夏の暮れに
蝶 落ちてゆく 夜の影が 君の儚さを歌うようで 月が明るさを 君に向けて 美しさを描き続ける 冷たさの色を纏うように 青い蝶が静かに舞った 澄んだその羽根を羽ばたかせ...
蝶