亜佳莉

(A)ざわざわ　ぬべぬべ
心臓は波打つ熱の機械
得られるものは確かな衝動
(B)気持ちだって消耗品
ティッシュと一緒
使って捨ててまた買って
今度はいくら出そうか？
(サビ）わかってる
君は救われたい眼をしてる
だけどごめんね...

赤い　紅い　血みたいな皮
滴る果汁はまるで命の水
どこへ行くのか
どこに還るのか
動けないこの世界
フクロウが小さく鳴いた
良い声でcry cry cry
君には聞こえるか
銃弾が身を貫く音が
食い物のために媚びる猫の声が...

今年も雪が街染める
悲しみ埋めるように
それでも消えないこの思い
君はどこにいるの？
「愛してる」
そんな言葉が出かかって
慌てて口をつぐむ
君の幸せ願いたい
だからもう終わりね
今年の冬は寒い...

世界は　誰のもの
水は　誰のもの
わたしは　誰のもの
所有者Xは
かっこよくて秀才らしい
私は彼のものなのかしら
所有者Yは
かわいくて天然らしい
私は彼女のものなのかしら
早く教えて　マリア様...

曇天
ビルから飛び降りるんじゃなくて
あの空を突き抜けたい
俺が幸せにする、だなんて
そんな戯言に
騙されてたのは何故？
結局誰でも良かったのね
隣にいる女は
私とは正反対の娘
花瓶を割っても...

君は笑った　「さようなら」
僕も笑った　「いつかまた会おう」
この涙　忘れぬように　胸に刻んで　今日も生きるよ
桜が咲いて　暖か陽気
春眠暁なんとやら
隣に君がいたから　いつだって　安心できてた
君の横　かつての僕の特等席
返してくれよ　何でもするから
ごめんな　最後まで寄り添うって言ってたのに　守...

「逢いたくて」
その一言が狂わす日常
赤い花が咲き誇る
決して幸せじゃない
不幸？　認めたくない
だから私は物語を紡ぐの
愛されてる　そう信じたくて
ただ受け入れた
赤い花と黒い蜜は
あなたからのプレゼント...