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恋人になって、早3ヶ月。
私たちは、3年生―受験生―になっていた。
受験生という、重みもあり一時期、迷惑をかけた。
今は大丈夫。 私たちが付き合っているのは、たちまち広まった。
私は全然よかったけど、清水はなんか照れてた。・・・可愛いな、おい。
あぁ、ノロケそう。ダメだなー・・・なんて考えてると、教...屋上にて。(3)
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「約束守れなかったって、何よ?」
私はできるだけ、気付いていると悟られないように言う。
「え?覚えてないのか?・・・それならいいんだが。」
覚えてるよ。忘れれるわけない、大切な約束。
でも、守ってもらえなかった。大切な約束、なはずなのに。
「覚えてないって何のことなの?きちんと聞かせて?」
清水は、...屋上にて。(2)
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「辛い。」
無意識に、声が出ていた。
ここは屋上。今年で3年間通ってきたことになる、中学校の屋上。
自分は特に、辛いことがあったわけではない。自然と声が出ていた。
でも、辛いという言葉を否定はできなかった。
―――ここから飛び降りたら、そう思わなくなる。
心の中で、何かが囁く。 いやそれはダメだろ...屋上にて。