緋那

ある日見た君の瞳は　暗闇に囚われてた
煌びやかな世界に　入り込んで
見なくて良いはずの　闇ばかり追っていた
何度も見たはずの　君の背中には
羽根が生えていた
純白の羽根ではなく　混沌の羽根が
僕の世界で
光を追うのはあまりにも酷で
神様がいるのならば
この世界から君を消して...

小さな微笑私は待ってるの
傷つき悲しむ貴方を取り戻す
何時までこうして待っているの？
時間ばかりが過ぎてく
あれから少しでも
気持ちが変わらないと言うのなら
私は待ってるわ　
この広い世界で
大きな傷跡僕は知っている
優しい君に抱きついていたいよ...

汚れた世界をブチ壊すために
今日も僕らは走り続ける
怒りのぶつけ方も知らない
僕ら子供は
いつしか　醜い世界を知っていく
純情な子供を見ては
ピエロのように
上手な嘘をついてみせる大人達
嘘つきの溢れる世界で
僕ら子供は...

これは僕と君の秘密の物語
初めて会ったのは夏の暑い日で
君の隣にはクールな男性が居たんだ
ねぇ　君の隣は僕じゃないの？
教えて
君の事をこんなにも思ってる
僕は２番
君の１番にはなれないの？
こんなに近くにいるのに遠くにある心
酷く傷ついた羽が僕を包み込む...

君の後ろ姿を見たのは　
五年も昔の事で
もう一度会いたいと
願う私は悪女でしょうか
君の居ない世界に
独りぼっちのこの私
オンボロheartが壊れかけてる
この胸の高鳴りを聞いて
私のオンボロheartはいつまでも
あの日の後ろ姿　...

この地平線を走り飛び越えて　
貴方の元まで　ひとっ走りしたいわ
貴方に会えない時が　こんなにも
辛いなんて　初めて知ったわ
ケータイの着信ばかり気にして
勉強に手がつかないの
テストの点数が下がってゆく
それに比例して私の心は
真っ赤な花が咲き乱れてる
この空を飛び越えて...