作品一覧
その他
オンガク
揺れる木漏れ日が 愛されない日に生まれた この心と言葉が 愛されようと藻掻いている つらいって誰かが言った その言葉を掠め取って 開いた唇の隙間から どんな花を咲かせるのか 声で触れて肌で泣いて 君の音が弧を描いて...
タイトル未定 ワンコーラス
溶けてゆく歌の葉に 在りし日の空咲いて とめどなく過ぎてゆく 薫る今 その手まだ 歩いてゆく春の音 詩(うた)に君を忘れられたら 桜に 近づけたら 藍にはなりきれなくて 哀(あい)した春宿り 覚めてゆく花の色 眩しくて目を瞑る 夢の中舞い踊る 記憶今 淡く摘み 重なり合う街の声 風に声を託せられたら...
春宿り