タグ「ＭＥＩＫＯ」のついた投稿作品一覧（38）

お気に入りのドレスで着飾って
今宵私は歌う　子守歌
白く透き通る肌に絡まる誘惑
甘い蜜の中溺れる
「ねぇ、私を愛して…」
薄暗い部屋の中　寄り添う二人
絡まる手と手　伝わる熱量
誰にも邪魔させない
「ずっと、一緒にいよう？」
ねぇ、早くちょうだい　その瞳を――...

止まない酸性雨　朽ちる大地
ボロボロな傘は無意味で
錆びた鉄の塊は泥沼へ沈む
ただそれが怖くて泣いてた
指先が指し示す　未来へと明日へと
足早に進んでく　作られた私達(人形)は
輝くあの星になれると信じてた
高く積まれた願いは星屑となり粉々に砕けた
宵闇に呑まれる　加速する歯車　ただ抗い続けた
運命...

届かないの　戻れない
混ざり始めた張り裂けそうなこの感情が
ピリオド打つことが出来たなら
ねえ、苦しまずにすむのかな？
ひとしずく零れた
差しだされた刃
振り下ろすなんて、私には出来ない…
一目見たい、と、思っただけ
ナイフ握りしめ、そばにいたの。
王子様どうして？助けたのは私なの、と。...

しゅわしゅわな飴玉
通い続けてた　あの駄菓子屋さん
昔懐かしのさ…信号渡れば。
あるはずの建物が　突然消えた？
少しずつ変わる事に気づかないまま…
――何も理不尽なことなんてない
終わりの見えていた当たり前が消えただけ
私の全てを占めていた小さな世界は
誰にも見えず手からすり抜けた
青春が　思い出が...

君に触れたい。今日も会いたい。
唐突に現れる願望
愛する君と交わりたい
甘い甘い誘惑に今日は身を任せるのさ
君を思い浮かべると
自然と笑みが零れる
ふわふわな君に　早く会いたい
子供の時から夢見てた
大人(いま)になっても覚えてる
君がくれたあの香り、忘れることはない...

この世に在りし神等いない
存在するは欲張り獣
誰しもが野望心に抱き
己成すまま刃貫きゐく
ツギハギの心癒えぬ事無く
舞い踊りし者　誰の為に舞い続けるのか
答えを知る者などこの世には居ぬと闇が囁きかける
忍び寄る影時はまだかと
待ち続けるも　その時来る前にやられる
血肉喰らふこの世に未練などある筈　無...

いつまでもわたしたちいっしょにいれたなら…
ねぇ？覚えてる？
あなたの願いを叶えるため私がうまれた
双子の妹がほしい、なんて無理なお願いをママに頼んだ日を
ええ、よく覚えてるわ。
ママを困らせたなと。少しは反省してる…
でもあなたに会えたのは私の願いとママのおかげ
これからよろしく！と…。
ああ、そ...

「…誰か私の目を覚まして…」
あぁ、私のその想い(願い)は呆気無く散る…
姫に王子は付き物でしょ？
物語へ招かれし運命なのよ？
「ああ。遅かったわね、王子様さん？」と
不気味に微笑むは白肌の少女
手に握られた赤い果実
むしゃしゃむしゃむしゃむしゃ
むしゃしゃむしゃむしゃしゃしゃ！！
むしゃしゃむしゃ...

落ちていく日を眺め夜の空散りばめられた光数える
あの光照らされた舞台を眺め
歌を口ずさめたら輝いていたのかな
あの光輝いていた星に願う　いつか追いつける様
今は叶わぬ夢物語だけど
星屑に溺れるより自ら光りたい
小さな灯火空に翳して見上げると
ほら…不思議と瞳に焼き付けられ残る
その目に残る残像　忘れ...

(甘い甘い魅惑な香り漂う　私あなたに興味あるわけじゃない
だからもうやめて…鼻孔に纏わりつかせないで　可笑しくなりそうだわ…)
sugarな香りを纏い突如現れたあなた
「私、甘いの得意じゃないの…」それが最初の答え
bitter chocolatみたいな私　彼とは真逆
別に、落ち込んでなんかない…ど...