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1.
泥濘の中より 咲き出づる 真白き花 君よ
(どろのなかより さきいづる ましろきはな きみよ)
だが我は 君に背を向け 去り行かねばならぬ
(だがわれは きみにせをむけ さりゆかねばならぬ)
君が咲くべき 天の花園 滅びせしめし 罪を雪ぐため
(きみがさくべき てんの はなぞの ほろびせしめし...欣求浄土(ごんぐじょうど)
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君が弾込めた銃を抱いて
血の荒野へと 俺は旅立つ
もし俺が 倒れても
墓に花など 捧げるな
魂込めて 次の銃を
次に立つ者に 渡すのだ
振りまかれた血 パルマ打つように銃を撃てと
黄昏に せまりくる太陽は
綺羅の死の色 挽歌を叫ぶ
詩人の血をインクに書かれたその歌...ロルカ~イダルゴ異聞~
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(ミク Part)
無知が罪なら これが罰なの
みんなに愛してもらえるってこと
奇跡が当たり前だと思ってて
いちばん愛している人に
背を向けられてしまう言葉
(テトPart)
嘘の罪でも つきとおしたい
本当の歌声にまだ遠い声
マイナスからゼロへ その先までも...罪と罰
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僕の魂の奥底で 眠っていた馬がいななく
彼の人の墓守に 鐙 蹄鉄 鞍 手綱
全て外され 眠っていた馬のいななきを僕は聞く
聞くだけか 聞くだけしかできないのか僕は
高潔の魂のその騎士を 乗せて 疾風 守り 仕えた
かつてコンスエグラの風車に挑んだ馬は
今 目覚めて 何故だ 僕を呼ぶのは
僕は持たない...イダルゴ