ブックマークした作品

風が彷徨う音 踊り狂う原色の髪
閉ざされた口元 描く事さえ拒む指
波打つ胸の音 闇を躊躇う爪先
覚悟の眼をしてさ
過去にだけ憧れて
瞳の中の
水晶体が映し出すものは
見飽きてしまった 世界
ねぇ？もしかしたら
あなたが求めていたのは...

歌を 歌いたくなって 1人になってた
歌を 作りたくなって 遠くに出掛けた
いつものように 空と心 重ね
いつの間にか遠い目をしてる
猫が不思議そうにして 見つめてた
好きな形の雲を探して佇んでいた
Kissをし抱き合う人々を見かけても
何か違う気がしてた
花達になんど 癒された事だろう
風達がな...

産まれる前に戻るだけよ
無色の世界 狂おしくて 闇に逃げた
無音の世界 愛しくて 音を付けた
苦しくて
狂おしくて
吐息が舞うよ
貴方の声じゃなきゃ駄目 なの
話さないで
離さないで
その瞳じゃなきゃ駄目 なの...

あわただしい 僕の朝が
気持ち裏切るように
また は じ ま る
損な朝に 目覚めた時も
君に
アイたくなる
なんにも 食べずに(ねぇ)
すぐに 着替えて
歯を磨いて
寝癖を 風で直したら...

懐かしい風に 揺れながら ひとり
歩く キラキラしたアスファルト
新しい花たちの においも 古い記憶に溶けてゆく
止まったままの「あの言葉」
進もうとしている 「このココロ」
深くあなたを想って痛いよ
遠い記憶の中でも (トゥルル)
あどけなさ 残る 瞳と声とあの仕草で
「今も泣いたり笑ったり ...

ヒラヒラとクラクラと
風と狂い堕ちて
酔い痴れて脱ぎ捨てて
伊邪(いざ)舞い降りた
花柄を縫い上げて 纏う姫君
悩ましい幼姿で花と踊り狂おう
オナゴらしくてヤケに逞しいぜよ
俯きがちで酔い痴れた花等の香りよ
どうぞ構わずに我に染まり給え
心身深々...

今 その吐息が 風となり月雲となる
今 その溜息が 音となり哀歌となる
不意に 語り出した 口笛は 宴となり
いずれ太古の風雲となる
風音も相棒になった 旅に慣れた頃に
雨音も相方になった 涙に慣れた頃に
雨が舞い降りる前の静かな 香り
不慣れな風が誘い 足跡 探し
我が迷い心 揺らし叫ぶかの...