ブックマークした作品

死んだのに　笑ってる
「こんなものだ」と　笑ってる
「引き際が　上手だね」
そう言わせるの　上手だね
なにもかもが
嘘で止まる世界
そう見えている世界
責任は　はんぶんこ
正確じゃない　はんぶんこ
終わりかたで...

あてもなく　進んでく　その日暮らしの　情(こころ)ごと
セピア色　焦げ付いて　思い出せない　私ごと
滲む　胸に　すがる
沈んだ　声
帰れない過去　遠く
あてもなく　さ迷って　強く握った　命ごと
霞む　瞳　堕ちる
消えてく　意味
戻れない　昨日　遠く
ひとり　消える...

午前2時
遠い声
静かな吐息
白く溶け
草原を
歩いてく
銀糸の雨が
降り注ぐ
浅い夢を泳ぐ
三日月...

君の見る　その夢は
私のいないものだけど
君のいる　この夢が
覚めることなく続くなら
きっときっと笑う　あの日のように
終わりなきストーリー
走る
君の知るこの夢は
ここでさよならしなくちゃね
ずっとずっと思う　あの日のこと...

あの空の混ざり色
遠くの空に飾られて
暮れるたび思い出す
何か分からぬ幻影を
冷めた温度の傍
なぞった指 震わせ
空を見てた
部屋さえも染めていく
僕の隣を埋めていく
混ざり色の僕と...

夕暮れに染まりゆく
空の向こうへ
贈る歌
僕はただ知りたくて
君のこころを
探してる
どこで　どこに　どこへ
置いてきたの
寂しさだけが募る
地平線見えなくて...

昇ってく　堕ちていく
一日が過ぎ　眠ってく…
独りきり　歩いてる
ここに在ること　忘れてく…
今日も明日も知らない
それは恐れているだけ
空を描こう
亡くしてく　失ってく
未来を信じて　歩きだそう
今日も明日も知らない...