ブックマークした作品
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『世の中全てがあなたを醜いと言ったとしても
世の中全てがあなたに石を投げつけ、化け物と罵っても
世の中全てがあなたの敵になったとしても…』
――――私はあなたを誇りに想う――――
例えあなたが世間でジャンクと呼ばれたとしても――――――――――...不完全な機械人形
鐘雨モナ子
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咄嗟の事とは言え、うっかり機械の顔をもろに見せたと気付いたキカイトは慌てて顔を隠したが遅かった。
「私の歌は歌えないかな?」
「え?…」
それはお忍びでやって来た領主だった。
領主は優しい顔で微笑んでいた。主人を抱え、ベンチに腰掛けていたキカイトの目線に合わせるためこの領主はなんと地面に膝を着...不完全な機械人形2
鐘雨モナ子