ブックマークした作品

灯りの消えた部屋　口の欠けた一輪挿し
しおれかけた朱い花は　窓の外見てる
床の上ひとひら　乾いて落ちた花びらは
何も言わず　わたしのこと見つめてる
誕生日が来るたび　花束をくれたあなたはもう
この部屋には来ない　わかってる
それでも忘れられず　花を飾り続けるわたしは
いつしかこの部屋で　枯れてゆく
...

硝子の花



mak．kanz＠wa
ポケットの中に手をつっこんだら
いつだか食べたガムの包み紙　こんにちは
こんにちはじゃねえよ
洗濯する前でよかったなほんとに
あれ？何探してんだっけ？
携帯も財布も家鍵も見えるとこにあるよ
そのうち思い出すだろなんて甘いことしてるから
いつも波を逃してんだろな
僕の中の要らないもの全部ゴミ箱に捨てた...

やくたたず



summers_sbj