作品一覧
その他
オンガク
テキスト2
a 切りすぎた前髪は 私を隠してくれない 何からも守ってくれない a 開きかけた唇を 震わせてそっと閉じた わざとじゃないって知っている b 椅子取りゲームが怖かった...
椅子のない部屋
+ふたたび
a いつも空を見上げてた 雲は白いのに 覚えているのは 夕暮れの苦しい橙と 痩せ細った枝の境界線 a なんだかドラマみたいだね つぶやいた唇は 乾燥してて 手持ち無沙汰に皮を剥いたら 血が出た唇の赤い肖像...
涙の影