ブックマークした作品

この部屋には人間に似たロボットしか居ない
客人を招いては異口同音の嵐を浴びせる
この部屋には人間に似たロボットしか居ない
オーナーは満足げに匿名希望のシャワーを浴びる
その内、誰も、
気付かぬ間に
ロボットは故障するが
修理も追いつかなくて
一人寂し気に寂しくないとか言う
この部屋には人間に似たロボ...

おらが街のミュージシャンは
似合わないサングラスを付けて
ある事ない事大声で歌う
何でもかんでも合わせて踊る
ああ、なんとなく楽しい
明日になればサラリーマンさ
周りに馴染むネクタイを付けて
働き謝り哀愁漂う
何でもいいと言う訳じゃない
ああ、辛酸も舐めたさ...

止まる気がないから止まらない
辞める発想がないから辞められない
粗削りエクスプロージョン
未完成イミテーション
やる気マンマン丸、やるの巻。
目移りしないから迷わない
歩く考えがないから疲れてない
暴走気味コングラッチュレーション
無尽蔵イマジネーション
やる気マンマン丸、やるの巻...

俗に染まる前が一番衝撃的
意識する前が一番革命的
壊れてしまう前が一番実験的
そうその場限り一番刹那的
その癖、ゴマ擦りたいとか言って
、面倒くさい、
急にトンビがやってきて
皆の獲物を奪い去る
そしたら仲間がやってきて
草の根残らず奪い去る...

体育館でトランポリンを楽しむ人たち
高さを競ったり、技術を競ったり
いつの間にか表彰されて泣き笑う人たち
遊びが半分で、仕事が半分で
いろいろあるみたいで、結構楽しいな
純粋であるがまま
残酷であるがまま
ヒューマンドラマの一片を
拾い集めて見惚れよう
体育館のトランポリンに目を付けた人たち...

新鮮な空気は水面から訪れる
ここじゃどうも息苦しくって仕方ない
見上げる空は丸くて巨大な口に見える
逃げ出す術は第三者でしかなしえない
海を夢見るお魚一人
金魚鉢の中で泣いたら、涙の海で溺れられるの？
ゆがんだ景色は心さえゆがませる
ここじゃどうも人恋しくて仕方ない
理想のあの子を思い浮かべてはあぶ...

俯き歩くと猫がいるよ
じゃれようとしたら逃げていったよ
あんまり威張ると肩が痛むよ
空はそんなに綺麗じゃないよ
どんなに頑張ったとしても
どっちつかずの毎日さ
真面目な事をバカっぽく言おうぜ
間抜けな事をマジっぽく言おうぜ
ハハっと笑える距離感が
丁度良く入っていけるんだ、多分...

旅立ちの季節に心を入れ変える
錆付いてきた体を動かす
聞いたことない音が響いた
何かおかしな事が起こり始めた
色あせていく感覚覚えて
やり直したくなる気分になった
今までの自分。周りの人たち
近づきたいから、学びたいから。
埃にまみれた思考回路を
電気ショックで目を覚ませ...

友情、努力、勝利、敗北、
挫折、修行、成長、男前
冒険、監禁、窮地、脱出
離別、発覚、成長、男前
白と黒とが貫いた
二刀流で十分だ
マンガスキン憧れボーイ
痛み忘れて強さ探して
マンガスキン定めるボーイ
空気を抜いて今を認めて...

縁の下のかじり虫、不幸を食べて暮らしてる
主(あるじ)はある意味安全に、餌を与えて太りだす
風に吹かれる時代だね、『とっても運が悪かった』
言い訳しがちな生き甲斐だ、餌が空から降ってくる
両手、使い魔、操り人形、
鋭利な前歯、それとほんのちょっとの悪意。
手首ひねってネズミ転がし
まずいチーズをちく...

僕たち、ガラクタ、一生モノとはご縁が無い
僕たち、ガラクタ、一時的な暇つぶしです
誰かが見てるのを信じてる、
居場所があるのを知っている、
否定したい事、自分自身へ
静かに連呼している。今日も昨日も、
ガタガタの体で、ボロボロの心で
今動いて、肌身を確かめ
ガラクタが軋む、ハリボテ足軽が
愛を込めて...

分かりやすく量を具体的に表すと
少ない気もする、いや少ない。
努力という価値は具体的に表せない
全て売り払い、解決しよう
優越感を数字で測る
一二三から四五六七
カウントアップは何度目だ？
一度に増えず試行錯誤で
ゼロが一つ増えて、うっとりの顔。
何もない自分の勝利数を稼ぐ為...

後ろめたい
君と僕が
むしろ見たい
君と僕だ
背徳感を背にして踊る
背徳感をちぎって投げる
背徳感を壊してから積む
背徳感の形が変わる
そしたらば、踊れよ、踊れ
熱を帯びた...