作品一覧
その他
オンガク
テキスト1
毒を飲み込む前に 五畳の一間で、夏を見下ろすように あの日のことを思っている 「春の河原の前を歩いたあの日は、 夜を忘れるような陽の射す朝で 河川のベンチには眠る、誰か。 まるで黒檀だった。黒い髪、眠った春がいた。 まだ心臓に残ってる毒が、 嗚呼、狂ったみたいに胸を突いていた。」 咲いて snow ...
白ゆき
n-buna